水作り編


水作りとは、濾過槽内に硝化バクテリアを繁殖させることです。話すと長いからてみじかに言うと、これが出来てないと魚のフンや残したえさによって水が汚染されて魚が死ぬんです。その汚染物質をえさにして無害化してくれるのがバクテリアなんです。とっても重要なんです。でも、その汚染物質がバクテリアのえさならば、汚染物質がないとバクテリアは繁殖どころか生存しないんじゃない?そうなんです。じゃあ、どうやって水を汚染する?
一般的にはスターティングフィッシュと呼ばれる魚(安くて強い魚種)をセットアップしたばかりの水槽に入れてえさも与えて水を汚してもらいます。すると徐々にバクテリアが増えるって訳です。ただ、魚は可愛そうですね。まるでいけにえみたいです。実際死ぬことも多いです。それに生き残っても彼らは大体飼いたくない魚ですよね?僕にも経験があります。あの、コバルトスズメです。水作りが出来た後も健在だったコバルトは、凶暴で凶暴で他の魚をよせつけません。なので、今回は濾過槽にアサリを投入し水を汚すことにしました。


一般的に、海水魚の飼育では水質を調べるのは以下の3種類です。
・アンモニア
・亜硝酸
・硝酸
         (…なんかレポートみたくなってきたぞ)

有害性はアンモニアが超有害、亜硝酸が有害、硝酸が害は少ない、位と思ってください。
それぞれ試薬が売ってるのでそれで測るのです。
が、三種類の試薬代もケチな僕には勿体無い。
とりあえずアンモニアは経験的に初期段階以降は出ないと思ってるので買わない。
硝酸は水換えで捨てれば良いと思ってるので買わない。
結局亜硝酸試薬だけ買いました。


Red Sea Fish Pharmの亜硝酸測定試薬80回分。約1500円。
これまた一般に亜硝酸は0.1ppm以下でないと海水魚飼育ではお話にならないとされています



で、アサリを投入し、四日後に引き上げました。
その日の測定結果

ジャン!!
0.5ppm!!!
物凄い汚染だーーー!!ある意味予定どうりだーーー。


って訳で、アサリの替わりにテトラ社のtetra marine tips FD2粒を投入して三週間後…。

結果…

おい!ゼロかよ!!放置しすぎた!
で、慌ててあと5粒増量。
やっぱ人工試料は水汚さないのかな?
あ、ちなみにケチって海水も試薬も全て半量で測ってます。




どうやら、ぼちぼち最初の魚の受け入れ態勢が整いつつあるようです。
最後の予定は、配管を済ませ、全換水して魚導入!
魚導入っても最初は無難なのしか入れないけど。

配管も時間かかりそうだな…。暇がないと無理っぽい。
次回更新をお楽しみに!!